梅子の休日

ネタバレなしよ。

末世炎上

粥をすすりゃあみんな仲間だ。

 

読みは「まっせえんじょう」。

 

音近(おとちか)、大内裏の警備をしている大志(だいさかん)。

 

火付けが横行している平安時代。何につけても末法

 

藤原道長が没した1027年ですら、末法が始まってたんじゃ。

 

髪奈女(かみなめ)、着替えなんかない。てか、余分な衣服がそもそもない。

 

足るを知る者は富む。心豊かな髪奈女。

 

藤原則行、少志(しょうさかん)。噂好き。

 

尊仁(たかひと)親王東宮後冷泉天皇の異母弟。

 

貴族のクソガキどもにさらわれた髪奈女。

 

三晩通って餅を食べると夫婦に。

 

この当時の若者の妻を選ぶ条件。家つき、車つき、婆*1つき。顔は二の次。どうせ暗くてわからないから。

 

在原風見、貴族御曹司。

 

上流貴族は一度袖を通したら衣を洗わない(!)。着たおして、家来にやる。

 

わらわ、あたし、おれ。

 

200年前の応天門の変の考察。

 

糺ノ森!ぽんぽこー!!

 

女子は生きづらい時代。住まいがあるだけありがたい。

 

今業平の風見のひとめぼれ。

 

閨で袴は脱がない。そのために切り込みが入ってる。

 

大江匡房(まさふさ)、傲慢不遜に見えがち。頭がよすぎて周りがばかに見える。

 

生き地獄の羅生門

 

秋実の犯罪趣味がクズすぎ。自分が不幸だから、困ってる人を見るのが楽しいんだよね。

 

トイレ事情。貴族は便器を部屋へ持ち込み。貧民は瓦や空き地でオープンに。

 

うばたま、夜の枕詞。

 

「ご案じなされますな。我が命に代えましても、お守りいたします。」おー。

 

「猫は元気か。」気遣う藤原師実(もろざね)*2

 

「これで日記もぐんと面白くなるぞ。」紀家だからね。

 

変な宗教にはまる伴信人。

 

平城(へいぜい)天皇の息子阿保親王。そのまた息子の在原業平。五男だから在五。そういや、道真も三男だから菅三て呼ばれてたね。

 

大志<少尉(しょうじょう)<大尉(だいじょう)<佐(すけ)。

 

日記ほど役に立つものはない。先人を見習え。ほんとそう。

 

仲間意識が強いご近所さんたち。

 

ぶはは、どう若く見積もっても60の典侍(ないしのすけ)。

 

近所からのやっかみ。ばらまきしたら公平じゃないとか言われる。

 

200年前の事件とからめないほうがおもしろかったんじゃ。2つのストーリーが交差してるから、長い長い。

 

それにしても、治安維持が機能していないなー、平安時代は。

*1:乳母のこと。

*2:藤原の道長の息子、頼道の息子。