智に働けば角が立つ。情に棹されば流される。意地を通せば窮屈だ。兎角に人の世は住みにくい。
芸術は人の暮らしを長閑にし、人の心を豊かにするから尊い。
春は眠くなる。猫は鼠を捕る事を忘れ、人間は借金がある事を忘れる。
画家であり詩人である「余」(30)。
ダ・ヴィンチ「あの鐘の音を聞け。」弟子に言ったことば。鐘一つでも音はどうとでもとれる。
芭蕉、馬が枕元で用を足そうとも、それまた風流。
那古井のお嬢さんと長良の乙女。
ギリシャの彫刻の理想は端粛(たんしゅく)。人間の活力の動かんとして、未だ動かざる姿。
動か静か。絵画は静しか許せない「余」。
菓子の中で一番羊羹が好き。肌合い滑らかで、緻密で、半透明に光線を受ける具合はもはや美術品。
白砂糖と牛乳で五重塔なんて言語道断。
あまりシャボンをつけたがらない髭剃りの旦那。
前後に猛烈なる運動。洗ってもらいなよぅ。
白楽天の温泉水。
まさかの混浴。
満は損を招く。足りないくらいがちょうどいい。腹八分目がいいのよね。
放心と無邪気とは余裕を示す。
襖に西洋画を描いてほしい和尚。粋だねぇ。
若い男、久一*1。
あんたこそ歳とってる論争。
不人情と非人情。
「頼みまああす。」「おおおおおおお。」
イプセン。
満州へ行く久一。
芸術家って奴はよぉ。
いきなり終わった!あと150ページくらいあると思ってたら、残りは注釈だった(!)。
妖婦っぽい那美と自意識高すぎる「余」。
e-bookジャパンに角川のバージョンがなかったよ。
*1:那美のおい。



