梅子の休日

ネタバレなしよ。

雪国

国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。

 

日本の風景や繊細な日本人の感情が、美しい文章で描かれてる。

 

男女の恋愛の模様なんかも、こんなに上品に描けるものなのねぇ。

 

芸者の駒子が酔っぱらうシーンなんかはとってもリアル。時代も場所も忘れてすごく身近に感じる。

 

駒子は読書が趣味で、読んだら忘れちゃうからと感想をノートにつづっていて、それを何年も続けているという偉い子。現代ならブログだね。

 

女性のしゃべり方が若尾文子の映画に出てくるような口調なので、若尾さんの声で脳内再現される駒子。その実19歳。昔の女の人は大人っぽいなぁ