毒あればこそ、生きる力も沸いてくるのではありますまいか。
先日、映画を観たので購読。
映画の方は人物たちがもはや聖人だったけど、こちらはもっと泥くさい、人間くさい感じ。
利休は、一見、なんの欲もこだわりもなさそうな顔をしている。しかし、欲が深いといえば、あの男ほど欲の深い者もおるまい。
...と語る秀吉。うん、確かにそんなイメージ。
タイトルかっこいいし、チャプター毎に主人公が変わって、みんな個人の目線で利休のこと語るサスペンス調でいいんだけど、時系列が逆に進んでいくので読みづらいことこの上ない。
茶器好きな漫画で読んだエピソードもたくさんあり、むしろ、そっちがすごいなと感心してしまった。