私はそれまでの人生で経験した事のない痒みに不安をつのらせながら、毎日足の裏を眺めていた。
元祖(?)コミックエッセイのさくらももこのエッセイ。発売当初、えらい人気で、うっかりバスの中で読もうとして、バスの中で読むもんじゃないって思ったなぁ。
独特な文章のセンスよ。
メルヘン翁はけっこう批判されたみたいだけど、最期はみんなで笑って送りだせたからいいんじゃない?
批判に対しても、「そうか、もう読みたくないか、それじゃ仕方ないな」と、さらりと受け流してかっこいい。
そして、特に好きなのがここ。
私は自分の感想や事実に基づいた出来事をばからしくデフォルメする事はあるが、美化して書く技術は持っていない。それを嫌う人がいても仕方ないし、好いてくれる人がいるのもありがたい事である。
短大生の頃のバイトは自然食品販売。暇すぎて試食魔たちを観察。試食魔からも避けられる自然食品店(笑)。