夜、ひとりで本を読む幸福のためにひとは昼間働くのだ。
倉を改装して住んでる祖父母。
大晦日に夜ごはんを遅くに食べると翌年の夜ごはんが遅くなる。
福ばあちゃんにとって大切なのは家族でなくて世間さま。
「他人は何もしちゃくれません。」と姑と戦う嫁。
「そんなこんを軽はずみに言えるのは、あんたが幸せで、みんなに甘えてるからだよ。」こういうこと言える親友って大事。
深読みする子供、万亀。優等生コンプレックス。
文学の講義は好きだけど、家政学は滑稽だと思う万亀。
「健康を害するものはまず便秘でございますよ。」「頑張れ、頑張れ、と自分を励ますのでございます。」長期休暇前の先生のお言葉。
ズバリと核心をついてくる艶子。小林多喜二が死んだときに憤りと呪いに満ちた手紙を送る。
昔の人は今よりもよっぽど不自由でがまんを強いられた生活だったんだろうなぁ。それでも自分の幸せを見つけていくのは、いつの時代も一緒。