梅子の休日

ネタバレなしよ。

カメラが撮らえた 幕末三〇〇藩 藩主とお姫様

女は嫉妬の心なきがよし。

 

おもしろいけど、タイトルに偽りありー!300藩もないよー。

 

13代将軍、徳川家定、発育不足で赤子同然だったとか。3人目の正妻が篤姫

 

3代家光以降の正妻は皇室か公家から迎えている。

 

15代慶喜の養祖母直子(徳信院)は7つ年上。正室美賀子、二人のまんざらでもない関係を嫉妬する。

 

慶喜の側室、信(のぶ)と幸(こう)は仲良し。日替わりでお勤め。それぞれ12人ずつ産んだっていうからすごい。6人ずつじゃないのよ、12人ずつなのよ。慶喜の子は全部この側室たちの子。

 

徳川斉昭の正妻、吉子、有栖川宮家出身。元日には斉昭は吉子を上座に座らせ、家臣一同平伏して新年を祝う。夜中にトイレに立ったら布団から出て三つ指ついて待ってた。斉昭がやめてと何回言ってもやめなかった。トイレ行きにくいじゃんねぇ。

 

上田藩松平忠礼(ただなり)、アメリカ留学して日本の大名の結婚制度に疑問。留学先から離縁申し付ける。

 

岩倉具視の娘、極子(きわこ)、大垣藩戸田氏共(うじとも)に嫁ぐ。鹿鳴館の華。ブラームスに頼まれて琴演奏。

 

毛利元徳の正妻、安子。本妻で6男6女産む。内助の功タイプ。維新後は高貴な御夫人方とのお付き合いはほどほどにし、女性の人権運動や医療福祉への寄付など活動する。

 

幕府に嫡子届とか出さなきゃいけないのね。

 

知ってはいたけど、子どもの生存率の低さや、女性の低年齢での結婚や、だいたい側室が子供産んでるなどなど、改めて写真つきで解説されるとより分かりみがある。