梅子の休日

ネタバレなしよ。

雨にもまけず粗茶一服 上

わたしはスリやかっぱらいの元締めではないのですよ。

 

受験勉強のふりして教習所。大学受験のふりしてコンサート。なかなか骨があるじゃないか、遊馬(あすま)。

 

弓道、剣道、茶道の家元。友衛家。そんなことってあるの?複数も家元。

 

「黒々した髪七三にわけてあんこ喰っててもしょうがないだろ。」青年の主張。

 

前髪だけ青色。今でこそ、青とかピンクの髪の人はごろごろいるけど、出版当初の2004年はだいぶめずらしいのでは。

 

そんなに板の間がよければ道場で寝ろ。ごもっとも。

 

京都は鬼門。

 

知性の足りない野蛮人。さらっと言うねぇ。そういうところが京都人。

 

その家つくった大工の程度は畳屋がわかる。

 

畳屋のお父さんが正論。

 

田舎の学問より京の昼寝。

 

まあ、翠ちゃんの家にいること自体がちょっと無理があるよね。

 

まんまんちゃん。知らんの?うちは言うよー。

 

髪の毛生えてるお坊さんは浄土系。浄土真宗は托鉢はしない。

 

不穏さんとのやりとりが笑える―。

 

自分の方が利口なのにばか殿を立てなければいけない弟。いつだってNo.2がすごいのよ。

 

太秦のロケ帰りみたいな姉さん。

 

なんでも開祖ってだいたい次男とか三男とかなのに、そのあと継いでいくのは長男ばっかりなのが納得いかないっていう弟の力説がなんだか印象的だったわ。

 

テンポよく軽快に進むからおもしろい!どうしたってにじみでちゃうおぼっちゃま感の遊馬。下巻もたのしみ。