八丁堀の同心はこんなうまい飯を食っているのか?
主人公は田安の坊っちゃん、竜之介。なぜか働くことに使命感を覚えてなんとかコネをつかって同心になる。
お坊っちゃんだからお蕎麦の食べ方も知らないし、夜な夜なべらんめえ口調を稽古していたり、と健気な竜之介。
キャラがみんないいよねぇ。一癖もふた癖もある和尚に、するどく突っ込む小坊主、やけに色っぽい女中、おきゃんな瓦版の娘、気風の好い寿司屋のせがれ、やたら足の速い先輩、などなど。
スリの親分なんだけど、お寅の生き方なんかももはやかっこよく見えてしまう。
このシリーズ読むと白身魚のお寿司が食べたくなります。