一国一城のあるじになられるまで、千代が懸命にお助けいたします。
千代の鏡、今も藤並神社にある。
当時の婚礼は夜。てか、今も夜のほうがよくない?
当時の与力、江戸時代と違って他の武将に仕える出向さん。
男というものはいくつになっても子供で生涯、子供をそだてるようなつもりで夫をそだててゆけばよい。義母である法秀尼から、夫の操縦法を教わる千代。
千代曰く、人生は禍福入り混じりで縄のよう。運が強いも不運も、正しくて誤りなら運が強いと思った方がいい。
運不運は事の裏表。裏目が出てもすぐに翻転するように手を打てばいいだけのこと。
坊さんに諭されたのにチンピラのような一豊。
健康な神経の親は自分の子の可愛さを人に押し付けたりしない。
痛快りんりんたる日本男児代表、それが秀吉。
乾彦作の子孫、実名で登場。土佐の酒場で遼太郎出会う。他にもたまたまいたお客さんの面々がスゴイ。
戦場をウロウロしてただけの一豊。でも実は縁の下の力持ち的な存在。
軍事功名より政治的働きが強かった一豊。それもこれもすべては千代のおかげ。
ラストがなんでかわいそうなことになってるんだろう。一豊サゲになってるけど。史実ならともかく、順番違うらしいし。遼太郎、なんか一豊に恨みでもあったんか。それでも面白かったけど!千代、スゴイ。
それにしても、合本で読んだけど、私合本向いてない!てか同じシリーズを一気に読むのも性に合ってない!ずーっと停滞しているのろのろ台風みたいでイヤなのよね。これからは、割高でも一巻ずつにしよう。