梅子の休日

ネタバレなしよ。

明治断頭台 山田風太郎明治小説全集 7

エスメラルダどん、パリスとくらべてどげんでごわす。

 

みんなろくでもない邏卒だなと思えば、この時代の邏卒はヤクザだそうで。

 

自分たちが斬首されるとビクビクな5人組。冗談なの?なんなの?

 

弾正台(だんじょうだい)、検事局、警視庁、憲兵隊、会計検査院を兼ねた役所。

 

人間の死に方は外見酸鼻な方が楽なのかも。畳の上で大往生な方が生殺しの生き地獄。

 

パリの死刑執行人サンソン、フランス革命時は4代目。パリの山田浅右衛門

 

河上彦斎、飲み会で愚痴に上がっていた人物を飲み会の最中に抜け出してサクッと暗殺、生首を持ってきて肴にする。

 

彦斎、ヒトを茄子か胡瓜と思って斬るらしい。

 

いきなりの分かりやすい図説。

 

唐津藩小笠原壱岐守長行(ながみち)、生麦事件の後、薩摩に代わって幕府からイギリスに賠償金払った人。

 

カタカナ読みにくいー!

 

お前がそれを言うか。経四郎に全力でツッコミ。

 

岩倉具視、美女たちを次々と養女にしてお目当ての所に嫁に出し、勢力拡大。

 

袴に靴、丁髷に帽子で得意げな日本人、異人にとって見物に値する風景。

 

沢村田之助、美貌の女形。「田之助の前に田之助なく、田之助の後に田之助なし。」

 

斬首された罪人の棺桶の描写がシュール。

 

男巫女などという変なものになって死霊を呼ぶ。

 

トリックすごいけど、巫女の降霊術で事件解決って興ざめだなぁとダラダラ読んでたら、黒幕がオマエかってそこだけ感心した。