梅子の手帖

省エネ型のライフログ。ネタバレなしよ。

徒然草(マンガ日本の古典17)

つれづれなるままに日くらし、硯に向ひて心に映りゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそもの狂ほしけれ。

 

兼好(47)。

 

人間は見栄えのするほうがよい。

 

口数の多くないのがよい。

 

外見がよくても教養のない者は下卑た者と同じ。だから学問大事。

 

後醍醐天皇(42)、好色で独裁者タイプ。

 

身分に関係なく、こどもはいないほうがいい。子孫がいないほうがいい説。この時代にもこどもほしくない人たちもいたのねぇ。

 

無常観の兼好、70で死去。野心家の後醍醐天皇、52で死去。

 

気が合う人と心を開いて話すのは楽しいけど、そうでない人が相手だとひとりぼっちも同じ。

 

この世は仮の宿。

 

人はつつましく質素に生きるべし。

 

「くさめ、くさめ。」くしゃみしても死なないようにするおまじない。

 

里いもが好きすぎる人やら、大根が好きすぎる人やら。大根の精!?

 

物が多すぎるのは下品。多すぎてもいいのは書物とゴミ捨て場のゴミだけ。

 

徹底的に信じたり、信じないのはダメ。ほどほどに信じたり、ほどほどに信じなかったりするくらいがちょうどよい。

 

下ネタぎらい。キラキラネームぎらい。このときからキラキラネームあったんか。

 

あらゆる生きものに対して、あわれみの心を起こさない者は人間ではない。

 

「自分も人もなんにもあてにさえしなければ、よい時は喜び悪い時は誰をも恨むことがない。」いい意味で期待しない。

 

兼好がとにかく後醍醐天皇とこどもとぜいたくがきらいなのがよくわかった(笑)。なんか利休と秀吉を思い出すね。

 

絵柄がシュールでおもしろい!随筆をドキュメンタリータッチで描いててうまい!とうなってしまった。

 

 

はてなスター、つけるのもつけられるのも好き。