万葉の世界は奥深いからね。
めずらしく、江戸時代じゃない藤沢周平作品。明治からスタート。
地主の息子長塚節、もともと虚弱体質のくせに、友人と競争してごはん8杯食べて体を壊す。
正岡子規の弟子だったのは約2年。
政治家に借金はつきもの。
金を借りたありがたみはすぐに忘れるが、その金を返済出来ずに質草を取られた怨みはいつまでも残って消えないのである。お金を借りるってそれだけリスキーなのよ。。
褒める子規、辛口な伊藤佐千夫。
子規の葬儀でも無作法な佐千夫。
「病気ですよ、政治病。」節の父。政治病、ある気がする。しかもかかってる人いっぱいいる気がする。
馬酔木(あしび)創刊。
まだ候文なのねー。
写生は絵画、短歌は写実と言わなきゃいかんだろうと言い張る佐千夫。
炭焼きの節、ただし読みが甘い。ぼんぼんだからね。
電球が普及したから、点灯夫が時代遅れの仕事に。ガス灯の終わりか。
佐千夫から「あたしと三井甲之のどっちをとるのよ!」と迫られる。
佐千夫は悪人で、悪人退治が天職とまで主張する三井。
酪農の話がつらい。。
真面目に働くけど、盗み癖が治らない嘉七。節の代表作「土」のモデルになるのか。
村ノートを記録してる節。
下妻読書倶楽部。何それ、楽しそう!
茶の湯好きで子規からは茶博士と呼ばれてた佐千夫。
「はっと二人きりになれたな。」「今夜は泊まっていくんだろ?」佐千夫、彼氏かいな。
朝日新聞に「土」を連載。地味な小説なので、不安な担当者。読者うけはしなくてもいいから、せめて嫌われなければいいと思う後ろ向きな担当者。
めずらしく見合いに乗りきな節。でも健康に自信がない。
治療もかねて九州旅行。
佐千夫、脳溢血で死去。
節、村の盆踊りを規制。風紀取り締まりだとか。
3年前の見合いの相手、てる子とのすれ違いの原因が。
てる子兄からの手紙、熱湯を被ったよう。
ちょっと終わり方!聖僧って言いたいのかもだけど、あんまりやん。それにキャラ的に伊藤佐千夫のほうがおもしろくて、彼が主人公の本が読みたいと思ってしまった。