この本では、みなさんに仏像のひみつをお話します。
仏教がつくられたのは紀元前5世紀のインドだけど、仏像がつくられはじめたのは紀元前1世紀ごろ。
仏像のえらい順番。
如来には手に水かきがある。歯は40本。
印、仏像の手のサイン。手のひらを差し出すのは願いを叶えてあげるよ、のサイン。
釈迦如来像。願いを叶えてあげる。ストップみたいな印は、怖がることはないよの意。
薬師如来。薬壺を持ってる。ただし、奈良時代以前のには持ってないことも。
阿弥陀如来。親指と人差し指で輪っかをつくってる。極楽浄土に誘いにくる。
大日如来。密教での最高の如来。宇宙の真理。人差し指握ってる。
菩薩。如来目指して修行中。結い上げた髪。昔のインド貴族の格好。
三尊像。如来と横二人が菩薩。
千手観音。大体腕42本。一つの腕で25の世界の人々を救うので、42かける25で1000。一つ一つの手のひらに目がついてる。
地蔵菩薩。人々のかわりに苦しみを受けてくれる。
明王。どうしようもない人たちを救う。大体目ひんむいてる。右手に剣、左手に羂索(けんさく)*1。大日如来の分身。
天。仏教のガードマン。仏教の敵の鬼をふんづけてる。
四天王。お堂の東西南北を守る。
毘沙門天。塔を持ってるから多聞天。一体だけだと毘沙門天と呼ばれることが多い。
光背。仏像のバック。
中国から伝わった一木造りの仏像から、平安時代には日本独自の寄木造りの仏像へ。
羅漢。ふつうの人間で最高の修行をしてお経に出てくる人。
目がつりあがってるのは、かしこさのサイン。
大師。えらいお坊さん。
仏像が出来上がって魂をいれることを開眼(かいげん)。
仏像の目のつくり方が細かーい!
こどもに語りかけるかのように、やさしい説明とイラストでわかりやすかったわー。
*1:投げ縄みたいな武器。