梅子の休日

ネタバレなしよ。

旗本退屈男(1958年)

何かこうぞくぞくーっとする趣向はないもんかのぅ。

 

昭和33年の映画です。市川右太衛門の映画出演300作記念に製作された映画です。北大路欣也のパパ。欣也もお小姓役で出ています。

 

記念作品ということもあって何から何まで超豪華!主役級の役者さんたちがゴロゴロ出てるー。そして着物がめちゃくちゃ綺麗!!衣装替えが何度もあり、男女ともに素敵なデザインの着物ばかりで着物映画としても面白い。ひとつひとつのシーンの見せ方も凝ってるなぁ。

 

初めて旗本退屈男シリーズを観たので、なかなかストーリーが入ってこず。。メイクすごいな、とかこの旗本は何の権限があってウロウロしてるんだろう、とかなんで町人が御供してるんだろう、とか。シリーズ途中の作品なので、そういった説明はあまりなく困惑しました。

 

いろいろとツッコミたい気持ちを我慢しながら最後まで観るとあれ不思議、大団円で終わりました。うつけの殿様のはずの片岡千恵蔵がどことなくお茶目なのはそういうワケね。

 

なかなかこういう舞のようなチャンバラは今の時代劇ではお目にかかれないよねぇ。