江戸っ子は身ひとつ助かれば、人生をゼロから巻き返す自信を持っています。
鏡餅が丸いのは心臓の形だから。お年玉の玉も元々は鏡餅のこと。
花見の時は無礼講。町人が侍に、侍が町人の格好したり。「花見で町人の格好して楽しかったー♪」なんていう武士の日記が残ってるそう。
江戸っ子はシンプルがお好き。無地にちょっとだけ差し色とか、実は良い生地とか。
上方は派手で華やかな感じ。
湯屋(ゆうや)、上方は大和湯とか桜湯とか雅な屋号が多いけど江戸は町名をつけることが多い。
一日三食になったのは江戸後期から。大人の江戸っ子は一日五合、中期までは一日二食だから一度に二合半食べてた。
炊き立てのお米のことを御をつけて御飯と言う。2種類具が入った味噌汁のことは御御御付(おみおつけ)と言う。
江戸っ子は朝にお米を炊く。
- 朝 御飯、御御御付、納豆、たくあんなど
- 昼 冷や飯に魚、煮つけ、煮豆や佃煮
- 夜 お茶漬け
上方は昼にお米を炊く。
- 朝 前の日のご飯でお粥
- 昼 御飯、お味噌汁orおすまし、焼き魚or煮魚、野菜の炊いたもの
- 夜 お茶漬け
夜は防災上の理由で火を使わなかったらしい。お茶漬けには火鉢で作ったお湯を利用。
江戸中期から後期に出てきた江戸グルメ。
- 鰻
- 蕎麦
- 寿司
- 天ぷら
の順に登場。
和箪笥が三つ四つと重ね置きなのは火災の時の避難など、一人で背負えるように。
江戸っ子の好みの色は雀色の黒、白、茶(次点でベージュとグレーも)。町中は大体これで構成されてるらしい。
着物はレンタルかお下がりか。新品は今でいう新車みたいな値段だったから庶民は人生で3,4回くらいしか買えなかったそう。新車!
江戸っ子のおしゃれがほんとに粋で素敵。
よくよく読んでみると、時代劇とか時代小説は結構間違ってるところも多いなぁ。