梅子の休日

ネタバレなしよ。

マンスフィールド・パーク

わたしに意見など、お求めにならないで。

 

グラント牧師が栄養過多で脳卒中なんかで、ぽっくりいくのを期待するバートラム氏。ひど。

 

田舎っぺでもない。姉をなんだと思ってるんだよクロフォード嬢。

 

ヘンリー・クロフォードの容姿への描写が辛辣。何回醜男って言うんだよぅ。

  1. はじめて会ったとき:まったくの醜男。
  2. 二回目会ったとき:そこまで醜男じゃないけど、たしかに醜男だけど歯は綺麗。醜男ということを忘れそう。
  3. 三回目会ったとき誰も醜男だと思わなかった。

 

頭痛には嗅ぎ薬。強烈そう。

 

ファニー、体の弱い印象の薄いヒロイン。

 

ござあます。ざあます。翻訳した当時、日本で流行した話し方だから、こういう翻訳もしょうがないのか。

 

17世紀から19世紀にかけてイギリスでは「窓税」なるものがあった。

 

クロフォード嬢の牧師に対する並々ならぬ偏見。

 

劇好きが高じて劇場を作るという財力。

 

無名のままでくすぶってるけど、現状に満足している人はとことん嫌いなクロフォード嬢。

 

好きでもない男からの求愛が嫌で嫌でしょうがないのに、我儘で強情で自分勝手で恩知らずとか好きなおじさんにまで言われるファニー。。

 

久々に実家に帰ったら浦島太郎状態のファニー。

 

お客を迎えに行くのがどんな仕事よりも好きな女中レベッカ

 

好きでもない男にちょっと恥ずかしい家族を見られる屈辱。

 

謎翻訳、「カマトトかい?」「水割り焼酎。」オースティンの世界観が。。

 

そんな漢字だったのね素寒貧(すかんぴん)、物怪の幸い(もっけのさいわい)、就中(なかんずく)。

 

翻訳のせいなのか、主人公ファニーが印象薄すぎてあんまりピンと来ない小説だったわ。。誤植も多いし。ちょっと別翻訳読まないと。