何もかも素直に話さねぇと、無縁仏にしてやるぜ...。
神隠し
キモい誘拐犯の手口。
一朱金は小判の16分の1。
岡っ引きが下っ引きに渡す心づけの理由は、本業を休んだ分を助けるのはもちろんだけど、お上の御用をかさに着て悪さなどしないようにするけん制も。
清吉捕まる時も寝てた女。
伽羅香
貧乏するくらいなら死んだ方がマシな女の取った行動とその末路。
切放し
牢屋敷が火事になったら切放しが行われる。囚人の一時解放で、期日以内に戻ってきたら罪が一等軽くなる。
切放し目的の火付け。
「覚悟を決めるもの悔やむのも、やるだけの事をやってからですよ。」
狐憑き
八丁堀同心の組屋敷には毎朝出入りの髪結いがやってくる。懐紙と財布と十手をもって出勤する和馬。ハンカチと財布とスマホ持って出勤的な?
岡っ引きは庭先から報告するのが普通だけど、秋山は御用部屋で話を聞く。
「優しすぎるほど、裏切られた時の衝撃と落胆は大きい。」
幽霊
雲海坊、念仏唱えたけど秋山に言われて真言宗バージョンにチェンジ。器用。
旗本御家人、初版の藩士を監察取り締まるのは目付の仕事。町奉行は管轄外。
南町奉行所与力の秋山久蔵の短話がつまったシリーズ1冊目。普段は優しいけれども、犯罪者となると容赦なく剃刀のごとくバッサバッサ斬りまくる。殺しの手帳持ってるみたい。お役人でもそんなに斬っていいのかなって心配になるくらい斬りまくる。
面白いけど、一話ずつ完結して次が気にならないものだから、シリーズ読もうか迷うところ。