彼女たちはメイドー他人の家に雇われて、給料と住み込む部屋と食事をもらって働く家事使用人だ。
ワトソンの比類なきクレンザー広告がよき。
ヴィクトリア朝時代(ヴィクトリアン)、1837年から1901年。
エドワード朝時代(エドワーディアン)、1901年から1910年。エドワード7世は放蕩息子。
大きい家のコックはフランス人男性シェフ。ほどほどの家ならイギリス人女性コック。あれで、ほどほどやったんかな。。
メイドのベッドシーツ、小麦袋をつなぎあわせたものだった。
あるメイドの一日。これでもざっくりと書いてるほう。
- 6:30 起床。
- 各部屋の暖炉の掃除。
- 階段の掃除。
- 8:00 朝食。
- 各部屋の掃除、汚水処理。
- バスルーム掃除。
- 午後の制服にお着替え。
- 13:00 昼食。
- 食器類やランプなどのお手入れ。
- 16:00 お茶。
- 17:00 火入れ。
- 18:00 寝室に熱湯を配る。
- 19:30 寝室のセット。翌朝のセット。
- 夜ごはん。
メイド・オブ・オールワーク。その名のとおり、一人で全部こなすメイド。ジェネラルともいわれる。
毎日38kgのじゃがいもの皮むき。
パーラーメイドは小さい世帯での執事やフットマンのような客間の仕事。ゆえに背が高く、見眼麗しい女子が採用された。
もはや妖精のハウスメイド。
三匹の茹でたロブスター。ひどいピンクの制服(笑)。
カントリーハウスには大体醸造所があり、使用人たちも飲み物はビール。
クリスマスツリーの習慣はヴィクトリア女王の夫、アルバート公が1840年にドイツからもたらした。庶民に習慣づくのはもうちょっと先なので、ディケンズのクリスマスキャロルにはまだ登場しない。
タピオカをベッドシーツに隠すいたずら。お、そんなときからタピオカが。
ロイヤルベーキングパウダーの広告もよき。
はっきりと「神が定めた秩序」って言い切っちゃう上流階級、すごいなぁ。
メイドさんたち、やめた後に暴露本いっぱい出したのね。