かつて、流行をつくり出したのは地主階級(ジェントリー)の人びとでした。ひとつ下の階級の専門職や商人や農場主は最新の流行を真似、その流行は数年後には都市部へ、その後、何十年もかけてもっと離れた地域にも広がっていきました。
各章の年号はページの都合上、端数を切り上げ。
チューダー様式とジャコビアン様式(1500ー1660)
500年くらい前。ヘンリー8世が即位。チューダー様式。
ジャコビアン様式、ジェームス1世時代。
白黒多めのチューダー・ジャコビアン時代。
王政復古様式とアン女王様式(1660ー1720)
1649年、チャールズ1世が処刑されて、一時期共和国に。
1660年、チャールズ2世が即位。
王政復古様式、チャールズ2世の古典様式趣味。
チャールズ2世、ウィリアム3世、メアリー2世、アン女王。
アン女王様式、椅子はきゃしゃで曲線が目立つデザインに。
初期ジョージ王朝様式(1720ー1760)
アン女王にこどもがいなかったから、ハノーバーから来た後継者がジョージ1世に。
ロココ様式や中国趣味が流行る。
トーマス・チッペンデール、最高の家具デザイナー。
中期ジョージ王朝様式(1760ー1800)
ロンドンの人口増加。農業から工業へ。ブルジョワ増える。
アダム兄弟。流行家具デザイナー。
室内でコンサートをするのが流行ったので、音楽室がある家が増えた。
午後の紅茶の習慣ができる。
摂政様式(1800ー1840)
ジョージ4世の摂政王太子時代。
ジョージ4世はパリピ。
派手な色の組み合わせやストライプ模様。
対ナポレオン戦争。
初期ヴィクトリア様式(1840ー1880)
ごちゃごちゃもののあふれたインテリア。
鎧兜。
剥製の動物。
より細かい目的の部屋。ブレックファーストルームやモーニングルームなど。
後期ヴィクトリア様式およびエドワード7世様式(1880ー1920)
アーツアンドクラフツ運動。
ジョン・ランスキン。
戦間期および戦後の様式(1920ー1960)
洗濯と料理が一つの部屋でできるように。