梅子の休日

ネタバレなしよ。

ある行旅死亡人の物語

私、弁護士を22年やってますが、この事件はかなり面白いですよ。

 

行旅死亡人(こうりょしぼうにん)、身元不明で引き取り手がない死者の法律用語。

 

遊軍、記者クラブを持たずに自分でネタ探しをする記者。

 

行旅死亡人データベース、行旅死亡人の広告記事が載ってる民間サイト。

 

尼崎市の75歳女性、玄関先で死亡。現金3400万円所持。右手の指全て欠損。

 

おいおい電話は外でしろよ。

 

同じアパートに40年住んでた。

 

相続財産管理人、相続人がいない故人の遺産を管理する職務。申し立てられた家庭裁判所が担当弁護士や司法書士を選ぶ。

 

国民総背番号制(笑)。マイナンバーじゃなくて、これでいいやん。

 

職権消除(しょっけんしょうじょ)、役所が職権で住民票を削除すること。そんなのあるのね。

 

やっぱり!?なんとなくそうじゃないかと。。

 

令和でも家賃は手渡し。31,500円。

 

家系図づくり。

 

遺体のDNA鑑定は警察が保管している。

 

死者の人生を追うこと。

 

コミ、聞き込みの意。関東では地取り、とも。

 

ノンフィクション、一気読み!うーん、しかし最初の直感は分からずじまいか。。でも、謎は残っても、これだけ解明した記者さんたちの努力と執念がすごい!名前が珍しかったのが幸いだったね。

 

人ひとりの人生って物語だよねぇ。