カントリー・ハウスとは、何世代にもわたって家と庭園と領地を受け継いできた領主一族の気まぐれと、その意志にしたがって家を建て替え、切り盛りしてきたスタッフの人生を映し出す存在なのです。
中世から20世紀まで。
マナー・ハウス、中世の領主の館。
中世、ビールは日常の飲み物。朝食にも。
ヘンリー8世がローマ・カトリック教会から離脱したから、ルネッサンスの影響があまりなかったイングランド。
古代ギリシャ・ローマ時代にならって左右対称の建築に。神は人間を自分たちに似せてつくったから人体は神聖。人間は左右対称。
エマニュエル、キリストの呼び名。
見苦しいおできのように増え続ける使用人棟は植木で隠す18世紀。ひどい言いよう(笑)。
ハイクレア・カースル。出た!ダウントン・アビー。1830年代後半建築。
gothick、後期ヴィクトリアンゴシックと区別してkをつける。
ヴィクトリア朝時代の人々は人間がより快適に過ごせる環境を重視。
応接間、ドローイング・ルーム。食後、男性陣は聖餐室で葉巻タイム。女性陣はウィズドロー(引き上げて)して応接間に行くからドローイング・ルーム。
使用人へのルールが厳しくなったのは17世紀くらいから。プライヴァシーを意識しだした時代。ヴィクトリア朝時代が最高にきびしい。
ヴィクトリア朝時代の人はゼリー好き。
パントリーの責任者はパントラー。バタリー(ビールの大滝や酒の貯蔵庫)の責任者はバトラー。バトラーの単語だけ残ってる。
門楼。楼門じゃないのね。ゲートハウス。
隠れ垣。ハー・ハー。
おお、公開している建物リストとグロッサリーがありがたい!いつか行くぞー。
時代ごとに架空のカントリー・ハウス、エグザンプラー・ホールを絵で表現してるのがおもしろい。20世紀になってからのオチの設定も細かい。
あこがれのカントリー・ハウスだけど、現実問題として修繕維持費がどの時代も大変だったみたいねー。