梅子の休日

ネタバレなしよ。

国盗り物語

おれもそういう悪人になりたい。

 

合本苦手やったのに。。

 

教養人にとって田舎にいるほど孤独なものはない。

 

庄九郎(斎藤道三)にとって世の中はやるのと待つの二つしかない。待つのも重要な行動。

 

女を奪っておいて「おめでとうござりまする。」と庄九郎。

 

庭の木一本一本を深芳野(みよしの)に紹介する庄九郎。ちょっとかわいい。

 

遠山と呼ばれる明智郷の山、遠山の金さんの御先祖がここ出身。

 

男はついに女の最期の部屋までは覗けない。ふふ。

 

領土を経営する者が無能なのは最大の悪。現代の会社もね。

 

この治乱興亡の日本の歴史でどうして天皇家が滅びなかったか。血族信仰の総本山ゆえ。当時日本人は「源平藤橘」の子孫であり、その4姓はすべて天皇の子孫。

 

内親王を側室にしたいなどとほざく頼芸に、「あっ、この阿呆は」と思う庄九郎(笑)。

 

世に仕事ほどおもしろいものはないと庄九郎。

 

インドの鳥、孔雀、人間の三悪である貪り、怒り、愚か、を食べてくれるという言い伝え。

 

長押(なげし)、投石と書く説も。寝床に小石を置いておいていつでも戦いに使えるように。

 

追いつめられた庄九郎、道に入ること三度、将来も見据えて3回目ということで道三に改名。

 

一人出家すれば九族天に生ず、と言われており岐阜では僧侶が多い由来。

 

余談が多い司馬遼太郎、今回はまさかの庄九郎との対談つき。

 

平安時代初期、藤原姓が多すぎたので斎宮の職の藤原さんが斉藤さん、などのように苗字が作られた。

 

神仏などは人間の臆病につけいるものと強気な庄九郎。

 

楽市楽座を強行突破する庄九郎。

 

あれ、途中ファンタジー。妖術出てきたよ。

 

人のことをマムシだなんて失礼しちゃう。と怒る庄九郎、でも後に開き直る。

 

いきなりのマキャベリ。人間観察ネガティブ派。

 

人間とは恩を忘れやすく移り気で、偽善的であり危険に際しては臆病で利にのぞんでは貪欲である。

 

不愛想な吉法師と聡明な桃丸。後の信長と光秀。

 

美濃の蝮、ケチな斎藤道三尾張の虎、無駄な織田信秀

 

戦のもっとも恐ろしい敵は疲労。披露した兵士は牛蒡か大根のようになり、逃げる体力だけ残して戦場をうろうろする。

 

信長のネーミングセンスその一。

  • 自分のことを「三助」と呼ばせるのにハマる。
  • 後の長男信忠は「奇妙」
  • 次男信勝も「三介」(漢字ちがう)
  • 三男信孝は「三七」
  • 九男信貞にいたっては「人」

 

信長のケンカ術、死んだものと思って戦う。そうすれば怪我してもたいして痛くないし、死んでもともとだから生きてたらラッキー。

 

どこに逃げても信長を捕まえるじいや平手政秀。信長に「そちは何人いるんだ」と言われる始末。

 

初代朝倉俊景は立派、5代下った義景は無能。大体初代がすごいんよね。3代目あたりから崩れるんよね。

 

物に驚くのは若々しさと弾みに満ちた精神。

 

松永久秀の笑顔が夢にまで出てきて気味悪がる足利義輝。剣の達人で、征夷大将軍で唯一実際に剣闘した将軍。

 

理想の家来は上杉輝虎上杉謙信)、ただ、遠い。

 

竹中半兵衛、戦国時代に珍しい読書家。若者なのに隠居っぽい服の趣味。

 

属性に興味のない信長、気にするのは機能。

 

ゆるみ、みだれがお嫌いな信長。規律第一。

 

信長に仕えてむなしくなってきた光秀と、こんなに使える家来は藤吉郎と光秀だけと思う信長。片想い。

 

光秀、義昭直参の旗本だけど、義昭が知行地与えれない(持ってない)から織田から碌をもらってる出向さん。

 

信長のネーミングセンスその二。

  • 木下藤吉郎豊臣秀吉)は猿またははげねずみ(こっちがしっくりくる)
  • 光秀は金柑頭(禿げてるというか色素が薄く細い髪質らしい)
  • 義昭は小蕪殿(こかぶらどの)

 

比叡山延暦寺の大量虐殺、イヤイヤながらも大活躍の光秀、坂本城をゲット。

 

髑髏の盃、みんなドン引き。

 

公卿は三位以上の朝臣

 

ゴリゴリの怨恨説。

 

道三編と光秀編わけたらいいのにと思っていたら、どうも編集部からの意向で信長&光秀編を続けたそうで。主人公が結果3人もいるもんだからなんだかダラダラ続いたような。

 

合本読むの、やめたい。