梅子の休日

ネタバレなしよ。

イトウの恋

ひいじいさんはひょっとして伊藤亀吉と知り合いじゃない?

 

新人作家さんの小説なのかな、と思ったら「小さいおうち」の作家さんだった。その割にはちょっと稚拙。。

 

明治時代の日本をウロウロしたイギリス人女性と通訳の伊藤鶴吉がモデルの小説。本作ではI.Bと伊藤亀吉とぼかしてあり、亀吉が恋心抱いていたって話です。

 

発端が現代でイトウの手記が発見されるというところから始まり、イトウの子孫が出てきたり、だとか劇画の原作者が女性でちょっとこじらせてたり、ひよってる社会科の男性教師の伏線などが並行して走ってる物語で、明治版と現代版のどちらかが不要ってくらい読みにくかった。。

 

件の本を読んでないと意味が分からないだろうし、読んでいたら「なんじゃこりゃ」ってなるしでちょっともったいない本。