西洋人はおいらがおさえている。
明治帝は西郷隆盛がお気に入り。
市民へのサーヴィスのフランス式ポリスを推す川路利良。
国家権威のドイツ式警察にしたい有朋。
明治4年、廃藩置県。
幕末の思想家、水戸の藤田東湖、江戸の勝海舟、京都の春日洪庵、熊本の横井小楠。小楠はこれにちょこっとでてきたね。
思想を広める奔走家が西郷、大久保、長州の木戸孝允、土佐の坂本龍馬。
無能だけど、誠実さだけが取り柄の三条実美。(ひど)
この頃の陸軍、警視庁には夏服がなかった。
メアゲモンソ、お頼み申すの鹿児島弁。
でっ、大工の鹿児島弁。
オセンシ、御先師。郷土の先輩の鹿児島弁。オセンシに従う。絶対服従の意。
鉄砲留学がしたい村田経芳。歳がいきすぎてるのが難点。
長州人は勝海舟がお嫌い。
西郷・大久保は勝海舟派。
岩倉具視、薩摩系公卿。
三条実美は長州系公卿。
忌服、喪に服す期間。公卿から諸藩士まで行っていた。屋敷の門を閉じて外に出ず、魚肉や酒を遠ざけ、ひげや月代を剃ってはいけない。父母は50日、養父母なら30日。長いなぁ。現代は1週間よね。
服喪は中国思想では父母への孝養なんだけど、日本では死者は穢れだから人にうつしちゃだめだそうで。
英国公使パークスは学はないけど、外交官の勘がいいたたき上げ。怒鳴って威嚇するタイプ。部下のアーネスト・サトウが好きじゃない。
アーネスト・サトウ、ずっと日本人のハーフだと勝手に思い込んでたら、スラヴ系イギリス人とのこと。サトウって苗字があるんですって。ほえー。武士言葉から町人言葉、候文までなんでもできる。凄腕通訳。現代日本人でもむずかしいわ。
伊藤と井上、ロンドンへのひみつ留学。4ヶ月船旅で、乗車賃も払ってるのに言葉通じなくて奴隷のようにこき使われる。
「大久保は、あれは薩摩人じゃなか。」反大久保派からいつも言われることば。
何が何でも首相になりたくない大久保。
教養がないのはたいしたことじゃない。さわやかな人格じゃないのが薩摩では大変不名誉。
公卿はおそろしい。常識が通じない。長い歴史背景の影響で、強いほうにつく習性あり、裏切りも多々あり。
うーん、やっぱり時系列じゃないし、あっちこっち話が飛ぶし*1、ちょっと読みづらい。けど、幕末の流れがくわしくわかるので、それはおもしろい。