梅子の休日

ネタバレなしよ。

ラスプーチンが来た 山田風太郎明治小説全集 11

 

なんだ、ふんどしかと思った。

 

明石元二郎(あかしもとじろう)、007とは真逆のタイプのスパイ。スパイ名はアバズレス。

 

長いな、前置き。

 

千古不磨の大典で初の万歳三唱は森有礼の発案。

 

授業はよく寝る明石、でも成績優秀。特に戦術と数学。

 

質素な乃木希典家の食事、芋の煮たもの、野菜のごった汁、沢庵。

 

刀自(とうじ)、家事を司る人のこと。

 

双眼鏡についていたもの、もー、明石ったら。

 

デタラメ言ってる人を信じた人をバーカと軽蔑する明石。

 

豆好きな明石、やたらと大事な場面で放屁する。

 

鹿鳴館明治16年に完成したけど、明治20年には流行らなくなる。

 

貧民街の人たちの魂はわりかし健全。地獄を変てこな極楽に変えている。

 

コレラ安政ほどひどくないけど、明治でも流行。

 

ラスプーチン長谷川辰之助二葉亭四迷)のことをタツノスキーと呼ぶ。

 

雪香にロックオンのラスプーチン。その心は。

 

浅草十二階、建設に11か月。ニコライ大聖堂は8年。

 

「乃木閣下は総入れ歯なのか」43歳だそうで。そりゃびっくりするわ。

 

ロシアのニコライ皇太子、津田三蔵に切りつけられる。実際に起きた事件なのか。

 

もっとラスプーチンの話かと思ったら、日本のラスプーチンの話がメインなのね。もっとも、名前を変えてあるけれども。