そうだ、塩になろう!
日本人の長所と短所を備えた人、それが秀吉。
天文5年、中国は明の時代。秀吉生まれる。
花から花へ花粉が触れて新しいものが生れ出たものは、永遠に地上から消えない芽になる。
秀吉、幼名は日吉。昆虫食な子供時代(涙)。
継父と折り合いが悪く、寺に入れられる日吉。その後も転々と職を変えるがなかなか仕事が続かない。
狭い小部屋で一輪の花と一服の茶ですべて忘れて過ごす、お茶とヨガの思想も似てるなぁ。
問屋からわずかな金で針を仕入れて針売りする日吉。
蜂須賀小六正昭の庭使いになる。庭使いと言っても、秘書みたいなもの。
現在の仕事は、常に、次への希望の卵。
君臣の道もないところに国土の堅固がどうしてあろう。いつの時代も。
世のために働いたら当然の天禄がもらえる。日吉イズム。
信長に直談判して家来に。このとき日吉18歳、信長20歳。藤吉郎を名乗る。
平手中務の息子五郎佐の馬が欲しい信長。
現地視察する炭薪奉行になった藤吉郎。台所奉行にまで出世。
私、鳴門秘帖、親鸞、宮本武蔵、上杉謙信読んで、ご都合主義展開なのと主人公たちに魅力感じなくて、吉川英治合わないのかも。。って思ってたけど、これは面白い!秀吉のサクセスストーリー(終盤は破滅?)でぐいぐい引き込まれる。まだ読みたい吉川作品あるので、よかったー。